Tamago Studio Japan

絵本作家/イラストレーター。英語/日本語コーチ。化学物質過敏症のため自分のペースで作品作りをしています。家庭菜園、自然散策、ものづくりが好き。健康、食、教育、文学、詩、語学、家族の日常などの様々なことについて綴りながら、丁寧に生きることを心がけています。

1-1. 身体的備え ー知ることから始まる健康管理ー

 

 

 

前々回の記事↑でお知らせした通り

 

今回から数回に分けて

備え

についての記事を書きます。

 

その前に…

 

そもそも備えってなに?

と疑問に思ったので辞書で調べました。

 

デジタル大辞泉


そなえ〔そなへ〕【備え/▽具え】
ある事態が起こった場合などに対する準備・用意。「万全の―で試験にのぞむ」
2 防備の態勢・陣立て。「国境の―を固める」

 

 

準備とは?

 

デジタル大辞泉


じゅん‐び【準備】
[名](スル)物事をするに、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。

 

◇「準備」は、「大会の準備をする」といえば、必要な物をそろえるだけでなく、そのための組織を運営することをも含み、総合的であるといえる。

 

◇「用意」は「大地震にそなえて十分な用意をする」「当日は上履を御用意ください」のように、必要なものを前もってそろえておくことに意味の重点がある。

 

なるほど!

 

事前に

前もって

あらかじめ

 

というのがポイントのようです。

 

 

 

私にとっての「備え」を

具体的に考えるとおおまかに…

 

1.身体的備え
2.物質的備え
3.経済的備え
4.社会的備え
5.精神的備え
6.災害への備え

 

この6つに分けることが出来ました。

 

 

さらにそのうちの一つ目を掘り下げると

 

1.身体的備え

  1. 知ることから始まる健康管理
  2. マスクと共に生きる時代
  3. 体内時計と生活リズム
  4. 食=自分の身体という概念
  5. 続けられる運動習慣
  6. 眠れないvs.眠りすぎ
  7. 電子機器に操られない
  8. 記憶より記録

 

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というようになりました。

 

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今回は「そなえ SONAE.1」と題して

1. 知ることから始まる健康管理

について書きます。

 

 

私は専門家ではないのですが、健康について考え、調べることがよくあります。

 

私にとって健康管理は生涯のテーマであり、このテーマだけで一生分のブログが書けそうです笑。

 

 

突然ですが皆さんは

健康管理能力検定

という検定があることをご存知ですか。

 

 

もしこの検定を持っていたらかなり説得力のある記事が書けたと思うのですが、私は持っていないどころか、最近になって初めて知りました!😅

 

 

まず、身体的備えと言えば健康管理

と思い、色々と調べていたら偶然このサイトに出会いました↓

 

この検定は下記のサイトの調査によると2018年時点で約5万人の合格者がいるそうです。

 

それだけ健康に関心がある方々がいるということですね!

 

健康管理に興味がある方は

この試験に挑戦されるのも良いかもしれません😊

 

 

知らなかったことを知る。

 

考えたことがなかったことを考える。

 

そこから始まる備え。

 

今日もより一層

良く備えていたいと思います。

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ここまでお読みいただきありがとうございました😊

 

たまご

 

備え ー素朴な疑問は学びの機会ー

 

 

「空はどうして青いの?」

「海はどうしてしょっぱいの?」

「風はどこからやってくるの?」

 

 

子どもの頃、このような疑問を抱いたことがありますか。またはお子さんにこのような質問をされたことがありますか。

 

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はじめまして。または、いつもお読みいただきありがとうございます!

 

たまごです。

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。

ここ北海道では雪が降り、寒い日が続いています。

 

雪が降ったあとの静けさは

「冷静になって物事を捉えるように」と、私に訴えているかのよう。

 

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はじめましての方はなぜ、絵本作家/イラストレーターの私が「備え」について書くのか疑問に思われたかもしれません。

 

そこで、本題に入る前にこの記事を書こうと決めました。

 

 

 

普段ブログには書かないのですが

 

私は、今まで携わってきたボランティア活動を通して、大人から幼児まで幅広い年齢層、国籍、文化、宗教や政治観、様々な背景を持つ方々に出会ってきました。

 

そのような経験から私が常に心がけるようになったことがあります。

 

それは

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相手の必要に応じるためには

 

前もって

自分自身の言葉・行動・人格吟味し、様々な分野について自ら積極的に学ぶ

 

知らなかった!

 

では

その場で対処しきれず

 

相手に失礼をしたり、自分が恥ずかしい思いをしたりしたことがありました。

 

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積極的に学ぶためには

 

日常生活の些細なことに思える一つひとつの出来事に関心を持つ

 

 

当たり前のことを「当たり前だから。」で終わらせない

 

そして

 

素朴な疑問が浮かんできたら

 

それについてじっくり考え

時には深く掘り下げて調べる

 

-----------------------------------------------

 

関心事によって

向かう目的地は人それぞれですが

 

向かいたい目的地へ到達するために

共通する通過点「備え」だと思います。

 

 

 

素朴な疑問は学びの機会。

 

 

 

「備え」の記事が皆さんにとって

何か新しい発見をする機会となり

 

大切な家族や友人と

より一層強い絆で繋がる機会となり

 

どのような人生の重要な局面にも

対処出来るよう備える機会となり

 

皆さんにとっての目的地が

はっきりと見え

 

不安よりも自信をもって

その目的地にいられるように

心から願っています。

 

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ということで次回からやっと本題

「1. 身体的備え」について書きます。

 

詳しくはこちらから↓

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

たまご

備え ーまずは知ることからー

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これは先日訪れた公園の木。

 

よく見たら数枚の葉が

「まだ落ちたくないよー遊ぼうよ!」

とでも言うように

 

親木の間でこっそり「かくれんぼ」をしているのを見つけました。

 

冬支度という言葉があるように

ここ北国では今は冬囲いの季節。

 

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親木の間でこっそり「かくれんぼ」をしていた葉っぱのように、いつまでもこの美しい紅葉を楽しんでいたい、収穫の秋が続いて欲しい!という気持ちもありますが、実際に雪が降り始めると、そうはいかなくなると思います。

 

 

 

この小さな葉っぱを見ながら

 

冬への備えの一つ、家/家庭/家族の備えについて皆さんと一緒に考えていけたらと思いました。

 

 

※私が言う「冬」というのは

収穫のない時期、緊急時、あるいは厳しく困難な状況を指しています。

 

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さて皆さんは

お住まいの家についてどれくらいご存知でしょうか。

 

私が皆さんの家を訪問することは出来ませんので、ご自身でこの質問を自問自答してみていただけたらと思います。

 

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皆さんは

 

一戸建てにお住まいでしょうか。

それとも

集合住宅にお住まいでしょうか。

 

構造形式は

木造、プレハブ、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、どれに該当するでしょうか。

 

河川からどれくらい離れていますか。

家の地盤の強度はご存知でしょうか。

地盤調査を行ったことはありますか。

 

電気が使えない場合

水が出ない場合

 

何日くらい今の生活を維持できますか。

 

集合住宅の場合

エレベーターが使えなくなっても

生活できますか。

 

消火器の場所はご存知ですか。

必要な場所に手すりはありますか。

避難経路や避難場所はご存知でしょうか。

 

外出時は

家族に行き先を伝えていますか。

充電器や水などを携帯していますか。

 

ご近所の方と親しいですか。

またはお話したことがありますか。

ご近所にご高齢の方や助けが必要な方がいるかご存知でしょうか。

 

ご家族と頻繁に連絡を取っていますか。

携帯電話やタブレットが使えない場合の連絡手段はありますか。

その手段を試したことはありますか。

 

貯蔵スペースは確保できていますか。

貯蔵したいと思う非常食を実際に食べてみたことがありますか。

 

家財保険、火災保険、地震保険などには入っていますか。

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備えについての質問は

他にももっとあると思いますが

今思い当たるのはこのくらいです。

 

私は災害専門家でも何でもありません。

備えについて考える、一市民です笑。

 

 

さて先日、11月5日

津波防災の日」に書いた記事で

「命の火」について触れました。

 

 

ウィキペディアによると

稲むらの火と呼ばれる命の火をともした濱口 梧陵(はまぐち ごりょう)さんは1820年生まれ。

 

つまり

 

約200年前に生まれた方の

思い、行い、そして生き方そのもの

 

私を含む多くの人に今もなお影響を与え続けているのだと改めて気づきました。

 

 

 

私は梧陵さんのように

稲むらに火をつけることはしなくとも

 

梧陵さんという存在を知った後

 

このまま

何もせずにいることは出来ない!

と思いました。

 

そして一市民として

 

火を灯すのと同じくらい勇気を出して、声を大にして

備えの大切さを話したい!

と思い始めました。

 

 

 

今までの私にとって

 

備えといえば備蓄

(食糧貯蔵防災用品を揃えること)

 

でしたが

 

最近の様々な経験から

「ハッと」させられ

 

もっと深くじっくりと

備えについて考え始めました。

 

 

 

人生には

突然の事故や災害、

新型コロナウイルスのような感染症

疫病、病気、失業や離婚、死別など

 

様々な出来事があると思います。

 

 

私が先日

温泉で倒れた時の経験は氷山の一角

 


その一角が視界から消えれば

それで良いじゃない。”

 

“通り過ぎればまたもとの生活に戻るよ。”

 

 

そんなささやきに耳を傾けることも出来ますが、結局のところ、私の根底に出来上がった一角という心配は無くならないと思いました。


もとの、普通の生活に戻る。

 

それはもはや、非現実的なことのように思えます。

 

コロナ禍にあって


新しい、普通の生活

を作り出すのはだと思うのです。

 

 

 

急な来客から大災害まで

備えと一言で言っても様々。

 

そもそも備えって何?

何から始めたら良い?

 

そんな疑問が湧いてきました。

 

私なりに

「備え」とは何なのか

何をどうしたらいいか

 

一つずつ整理して浮かんだのは…

おおまかに分けて6つ。

 

1.身体的備え

2.物質的備え

3.経済的備え

4.社会的備え

5.精神的備え

6.災害への備え

 

 

この6つを深く掘り下げて

知る・考えることも備え

だと思いました。

 

 

今日はここまで。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました😊

 

心を込めて皆さまのご健康と安全をお祈りしています!

 

たまご

「命の火」と備え

梧陵さんは、

 

 

 

暗やみで

 

 

 

どこへ逃げればいいのかわからず

 

 

 

さまよっている人

いるにちがいない

 

 

 

 

 

と考えました。

 

(「稲むらの火の館」より)

 

 

 

 

こんにちは!たまごです。

いつもお読みいただきありがとうございます😊

 

 

前回の記事で

 

きっかけ

 

について書きました。

 

 

私が梧陵さんという方について

知ったきっかけは、

 

和歌山県にある

稲むらの火の館」のホームページ。

 

 

 

そしてこのホームページを訪れる

きっかけになったのは、

 

私が温泉で倒れたときに

ハッとさせられた経験。

 

そして先日、通りかかりに見つけた

冬囲い

 

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北国で冬囲いをするのは

「備え」の定番の一つだと思います。

 

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さて

 

「備え」

 

と聞いて

皆さんは何を思い浮かべますか。

 

 

 

 

今日11月5日は

 

津波防災の日」であり

「世界津波の日」でもあるそうです。

 

 

冒頭の文章にあるように、

ある「一人の人」

がきっかけで救われた

 

多くのいのち

 

命の火を思いながら

 

改めて

 

備えについて考える今日この頃です。

 

 

 

次回から

私なりの備え

についての記事を書きます。

 

皆さんと一緒に備えについて考えることが出来たらと思います。

 

 

素敵な一日をお過ごしください。

たまご

 

稲むらの火についての詳細は

稲むらの火の館」のホームページをどうぞ。

 

「一足のくつ」がきっかけで

 

 

 

 

一通の手紙が

 

 

 

一本の電話が

 

 

 

人生の大きな変化へと繋がる

きっかけ

 

になったことはありますか。

 

 

 

 

あるいは

 

 

 

 

一分の動画が

 

 


一冊の書籍が

 

 

 

 

一歩踏み出して行動を起こす

「きっかけ」

 

になったことはありますか。

 

 

 

------------------------------

 

最近

写真のアルバムを整理していたら

 

姪に宛てて

私が思いつきで折った

 

折り紙の「一足のくつ

の写真が出てきました。

 

 

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姪はディズニーの映画、

 

シンデレラ」が大好きです。

 

 

ご存知の通り、

シンデレラのお話に出てくる

一足のくつ」には

 

重要な意味があり

物語には欠かせない要素ですよね!

 

 

 

私は

この「一足のくつ」を思い浮かべながら

 

自分にとっての

一つの◯◯」とはなんだろう?

 

と考えてみました。

 

 

 

 

そうして

日常生活をゆっくり振り返ると

 

◯◯」に当てはまることが

 

一つ、また一つ

 

 

色鮮やかに浮かんできました。

 

 

 

 

その中の

 

 

 

「一つの約束

 

 

 

「一人の先生

 

 

 

「一度の旅行

 

 

 

 

「一行の手紙

 

 

 

「一瞬の笑顔

 

 

がきっかけで

 

私の人生が変わってきた

のだと実感しました。

 

 

 

 

劇的とは言わずとも

 

少しずつ

少しずつ

 

私の固執した考えや行動を変えるきっかけが与えられてきたのを思い出しました。

 

 

 

 

きっかけは何にせよ

 

変化の機会を

 

拾い上げ

心に留めて

 

 

これからも

 

変化し続けていたいと思います。

 

 

 

だから

 

 

 

今も

誰かからの

何かからの「◯◯」を

 

受け止められるように

 

いつもアンテナをはっています。

 

 

 

それが

祝福の中にあっても。

逆境の中にあっても。

 

 

 

 

--------------------------

 

 

 

もし

一つの投稿が

 

 


もし

 

私のこの投稿が

 

 

皆さんの

「日常生活を見直すきっかけ」

「心を奮い立たせるきっかけ」

 

あるいは

 

「落胆から立ち直るきっかけ」

「自分が好きになるきっかけ」

 

 

になるのなら、

 

 

それほど嬉しいことはないと思います。

 

 

 

今日も素敵な一日をお過ごしください。

たまご

 

「幹」から学ぶ人と家族と先祖との繋がり

一本の木。

 

太く長い木。

 

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そのと繋がっている

葉や根に目を向けるとき

 

 

人ひとりの人生が及ぼす影響力について

考えずにはいられません。

 

 

 

皆さんは、受け継がれてきた命を思い、

 

家系図や戸籍謄本を基にして

 

家族の繋がりや歴史を

 

調べたことがありますか。

 

 

 

 

私は両親、祖父母、

そして何代か前の先祖の記録を

 

スマートフォンのアプリに入力して

時々それを確認することがあります。

 

 

 

数日前、

そのアプリから通知が来ました。

 

何かと思ったら

曽祖父母の結婚記念日

でした。

 

 

このアプリにある記録は

すでに調べてあったものが大半で

 

実際に自分で新しく調べたものは

まだほとんどないのですが

 

私に出来ることは

その記録に目を通し

 

 

先祖の生まれた日や亡くなった日、

 

どこでだれと出会い、

いつ結婚して

何人の子どもがいたかなどの

 

様々な記録から

 

その方がどんな人生を送られたのかを想像し

 

出来ることならその地を訪れて

いまも繋がりのある方々と話し

 

先祖に心を向けることです。

 

 

------------------------------

 

木の根が先祖

幹が自分だとしたら

葉は子孫かもしれない。

 

 

そもそも

 

は何を意味するのだろう。

どんな存在なのだろう。

 

------------------------------

 

そう思い、


「幹」という漢字を調べてみました。

 

(こちらの記事から引用させていただきました↓)

 

という漢字は、


左側は日が昇るような強い力を示し、乾の原字です。高く上がることを指します。


右側は干(太い)からなります。

太陽()のように上にも下にも分け隔てなく十分(十と十)な光を照らし、周囲()を育てる太い柱()となれる。

 

合わせてという漢字になります…

 

 

なるほど!

 

 

この「幹」

 

自分自身を含めて

一般的に

 

「一人の人」に例えることも

「家族」に例えることも

 

できると思いました。

 

 

 

誰にでも分け隔てなく光を照らす

太陽のような

 

周囲を支える

太い柱のようでありたい。

 

そう願いながら

 

そのような存在になるための

人格を築くヒントを

 

周囲の人という幹から

 

あるいは

 

自分の家族という幹から

 

見つけられるかもしれない

 

そう思う今日この頃です。

 

 

 

 

今日も素敵な一日をお過ごしください😊

たまご

 

 

備えられた人たちに支えられて

全身の力が抜けて

 

 

全てが遠く離れていく気がした

 

 

その途端

 

 

私は

一瞬意識を失いました。

 

 

 

 

すぐに

意識は戻ったものの、

 

 

両手がひどく痺れていた私は

まだ何も握れませんでした。

 

 

 

担架の上にぐったり横たわり

 

変色しかけた唇で

 

微かに聴こえる程度のか細い声で

 

 

私は精一杯言いました。

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

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いつもお読みいただきありがとうございます!

たまごです。

 

 

 

皆さんは温泉が好きですか。

 

私は山登りの後の温泉が好きで

 

下山した後には決まって

山の麓の近くの温泉へ行っていました。

 

ここ数年は体調の関係で山登りを控えていますが先日、とても久しぶりに温泉へ行きました。

 

 

 

 

露天風呂から上がったあと

急に体が冷えたからか

 

ひどい目眩がして

 

 

しばらくの間

 

側にあった手すりに

力いっぱいしがみつきました。

 

 

私はいつもの目眩だと思い

ゆっくり屋内に戻りました。

 

 

でも

 

 

このときはすぐには治らず、

またさらにひどく目眩がしました。

 

 

 

近くの手すりにつかまっていた間に

 

意識が朦朧(もうろう)として

吐き気がして

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついたら私は

数人の女性たちに囲まれていました。

 

 

 

 

大浴場の左手から

水筒を持った一人の女性が現れて

 

「まだ口をつけていないから。」

 

と言って

 

かすかに開いた私の口にその水を注ぎ、

声を掛け続けてくださいました。

 

 

 

 

 

一緒にいた母に

後で聞いた話によると

 

 

私は

 

ゆっくり

とてもゆっくり

 

後ろに倒れていったようでした。

 

 

そして

床に完全に頭を打つ前に

 

私の周りにいた人たちがすぐに

 

私の背後に

ビート板のような柔らかいものを

いくつも敷いてくれていたようでした。

 

 

 

そのときたまたま

 

従業員の方が浴場にいたそうで

 

すぐに別の従業員を呼んでくれた

 

ということを知りました。

 

 

 

 

生まれて初めて担架に乗ったとき

 

従業員の女性が何度も私に声をかけて安心させてくださいました。

 

 

 

私は彼女たちの優しさを身に染みるほど感じました

 

 

 

そこで

 

優しく差し伸べられた

 

女性たちの温かい手は

 

 

意識を取り戻し始めた私の目に

 

はっきりと映っていたのでした。

 

 

 

 

脱衣所に移動した後すぐに

母が私の体にかけてくれたタオルは

 

全身を、そして心を温めてくれました。

 

 

 

 

私を担架にのせて運んでくださった

その従業員の女性は

 

①他の人を気にせず

 静かに休める場所に私を案内して

 

②嘔吐用のビニール袋を用意し

 

③私の首元に冷たいタオルを巻き

 

④私の足元に数枚のタオルを敷いて

 しばらく足を高くしたまま

 安静にするように言い、

 

⑤お水を飲ませてくださいました。

 

 

 

 

ここまでの過程で

 

何一つ

欠けていたことはなく

全てがスムーズだった。

 

と母が言っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間ほどして

ようやく痺れがなくなり、

 

起き上がって

ゆっくりと歩き出しました。

 

 

 

呼吸をし、自分の足で歩く。

 

 

そのことが

 

生きてるという実感

私に湧きたたせたのでした。

 

 

 

 

今回の経験から

私は

 

があることの有り難み

 

人の優しさと誠実さ

 

行動に移す勇気

 

人ひとりが周囲に与える影響力

 

自宅での食糧貯蔵以外にも

外出先やいざという緊急時のために

備えていることの大切さ

 

日常生活の中で経験している

全てのことが人に役立つこと

 

 

などたくさんのことを学びました。

 

 

 

寒くなって体調を崩されていませんか。

身体は何よりも大切な贈り物の一つだと思います。どうぞご自愛ください😊

 

たまご

 

追伸:

成熟した木の枝が細い枝をしっかりと支えている姿を見て、

 

私も

たくさんの成熟した、備えられた人たちに支えられて生きているのを感じました。

 

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