そのままにしておいて | Leave It as The Way It Is
いただきもの。
普段、自分で買う玉ねぎと
色が違うので
少し時間をかけて
じーっと見ていたら
何層もの皮を重ねて
なかなか素顔を見せてくれない
玉ねぎたちに
なぜか愛おしさを感じました。
手に取って
優しく包み込むと
まだ
「今は心を閉ざしていたいんだ...」
って聞こえた気がしました。
だからわたしは
少しだけ考えてから
「そのままでいい。」
「いいんだよ。」
ってそっとお返事をしました。
顔を赤らめて
恥ずかしそうにしているようにも見え、
心を閉ざして怒っているようにも見え、
なんだか
不思議な距離感を感じた
いただきものの玉ねぎたち。
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玉ねぎがもし、
私の大切な人たちだったら...
どんなふうに触れて
どんなことを考えながら
いつも味方だよ
傷つけないよ
裁かないよ
あなたが
愛しいから
大切だから
ただただ
そばにいるよ
あなたが心を開いてくれるまで
ずっとずっと
ここにいるよ
って
伝えられるだろう。
ふと、そんなことを考えました。
少しだけ立ち止まったとき
頭に思い浮かぶ大切な人。
皆さんも、そう、私の大切な人。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
たまご