【詩】夜のブランコ
暗闇の中の 小さな不安が
ぺこりと 挨拶しにきたら
おじぎの代わりに手をふりながら
さよならまたねと背を向ける
夜風にゆられて
ぐるぐる ぐるり
夜のブランコ
ぎこここ ぎこり
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夜空の先の 小さな希望が
ぴかりと ウインクしてきたら
おじぎの代わりに微笑みながら
こちらへどうぞと手招きをする
夜風に吹かれて
くるくる くるり
夜のブランコ
きこここ きこり
ゆられて ゆらり
ゆられて ゆらら
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いつもお読みいただきありがとうございます。たまごです。
半年ぶりに詩を書いてみました。
(数年前まで3ヶ月に一度は詩を書いていました)
「意味が分からないから、詩は嫌い」と
いう方がいらっしゃるかもしれません。
でも私は
その「分からない」が好きです。
詩がもし自分や誰かの人生だとしたら
それは
問題を解決したくても
すぐに解決策が見つからないときや
理解したくても理解し難い出来事に
似ていると思うのです。
一度に全部
分からないからこそ
何度も何度も思い巡らし
何年も経ってから
その意味に、その方法に、その価値に
はっと気づくこともあるかと思います。
もし自分の使命や行く末が全て初めから分かっていたら、苦しい気持ちを一生抱えながら生きなければならなかったかもしれません。
だから
私は、先が見えないと思う時こそ
「今は見えなくて良いんだ。」
「今は見えなくて良かった。」
と思うようにしています。
【詩の解説】
腑に落ちないまま、この詩にさよならしていただくのは申し訳ないので、少しだけ解説を…
あ、長くなりそうなので
やっぱり次回にします。
ここまでお読みいただきありがとうございました😊
たまご