【詩】ちょうどのいす
ちょうどのいす
---------------------
ちょうどのいすってどんないす
ちょうどのいすってこんないす
こしかけたいなとおもったら
はいどうぞっていうんだよ
つかれたなぁっておもったら
おすわりなさいというんだよ
けっしてめだちはしないけど
ここにいますってささやいて
けっしていばりはしないけど
だれよりもずっとそばにいる
ちょうどのいすってどんないす
わたしのいすってこんないす
🪑🪑🪑
最近、椅子に腰掛けるたびに
ある人を思い出します。
その人は
私にとって
椅子のような存在です。
私が不安なときには
「いつでも腰かけて休んで」
と、緊張を解いてくれる人です。
悩んだときには
椅子の背もたれのように
「じっくり考えて答えを出してごらん」
と、背中を押してくれる人です。
決して目立とう!とはしないけれど
テーブルの上の大切なものに
手が届くように、「ここにいるよ」
と、私をしっかり支えてくれる人です。
私が成長するたび
私に合った高さに
椅子を調整してくれる人です。
私が勉強で疲れ切ったときには
「ベッドで寝るといいよ」と、
より良いものを勧めてくれる人です。
私が眠れないときは
「眠れるまでずっとそばにいるよ」
と、寄り添ってくれる人です。
💺💺💺
椅子といえば
「どうぞのいす」
という絵本を思い浮かべます。
小さい時に何度も読みました。
それから椅子が好きになりました。
学生の頃
インテリアデザインを学んでいたので
家具屋さんへ足を運んでは
椅子を眺めて幸せな気持ちを感じ、
「いつか自分の手で作ってみたい!」
と思っていました。
いまは化学物質過敏症のために
塗料や木材の香り、
材料を切断する音などにとても敏感で
作ることは出来そうにないけれど
「物」としての「椅子」
以上に
ずっとそばで誰かに役立つ
「椅子」という存在に
いつか、
なりたいものです。
皆さんはどんな椅子が好きですか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください😊
たまご
3ヶ月以上前に下書きしていた記事、
ようやく完成しました😅