Tamago Studio Japan

絵本作家/イラストレーター。英語/日本語コーチ。化学物質過敏症のため自分のペースで作品作りをしています。家庭菜園、自然散策、ものづくりが好き。健康、食、教育、文学、詩、語学、家族の日常などの様々なことについて綴りながら、丁寧に生きることを心がけています。

【詩】ちょうどのいす

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ちょうどのいす

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ちょうどのいすってどんないす

ちょうどのいすってこんないす

 

こしかけたいなとおもったら

はいどうぞっていうんだよ

 

つかれたなぁっておもったら

おすわりなさいというんだよ

 

 

けっしてめだちはしないけど

ここにいますってささやいて

 

けっしていばりはしないけど

だれよりもずっとそばにいる

 

ちょうどのいすってどんないす

わたしのいすってこんないす

 

 

   🪑🪑🪑

 

 

最近、椅子に腰掛けるたびに

ある人を思い出します。

 

その人は

 

私にとって

椅子のような存在です。

 

私が不安なときには

「いつでも腰かけて休んで」

と、緊張を解いてくれる人です。

 

悩んだときには

椅子の背もたれのように

「じっくり考えて答えを出してごらん」

と、背中を押してくれる人です。

 

決して目立とう!とはしないけれど

テーブルの上の大切なものに

手が届くように、「ここにいるよ」

と、私をしっかり支えてくれる人です。

 

 

私が成長するたび

 

私に合った高さに

 

椅子を調整してくれる人です。

 

 

私が勉強で疲れ切ったときには

「ベッドで寝るといいよ」と、

より良いものを勧めてくれる人です。

 

私が眠れないときは

「眠れるまでずっとそばにいるよ」

と、寄り添ってくれる人です。

 

 

 

  💺💺💺

 

椅子といえば

「どうぞのいす」

という絵本を思い浮かべます。

 

小さい時に何度も読みました。

 

それから椅子が好きになりました。


学生の頃

インテリアデザインを学んでいたので

 

家具屋さんへ足を運んでは

椅子を眺めて幸せな気持ちを感じ、

 

「いつか自分の手で作ってみたい!」

と思っていました。

 

いまは化学物質過敏症のために

塗料や木材の香り、

材料を切断する音などにとても敏感で

 

作ることは出来そうにないけれど

 

「物」としての「椅子」

以上に

 

ずっとそばで誰かに役立つ

 

「椅子」という存在に

 

いつか、

なりたいものです。

 

 

皆さんはどんな椅子が好きですか。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今日も良い一日をお過ごしください😊

 

たまご

 

 

3ヶ月以上前に下書きしていた記事、

ようやく完成しました😅

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