Tamago Studio Japan

絵本作家/イラストレーター。英語/日本語コーチ。化学物質過敏症のため自分のペースで作品作りをしています。家庭菜園、自然散策、ものづくりが好き。健康、食、教育、文学、詩、語学、家族の日常などの様々なことについて綴りながら、丁寧に生きることを心がけています。

感情のジェットコースター (エピソード1) | Roller-Coasters Emotions (Episode 1)

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

先日、ジェットコースターにまつわる話をブログ記事に書きました。

 

今回は感情のジェットコースターについて(エピソード1)です。

 

通常、ジェットコースターと言えば

 

乗り物が激しく上下左右に揺れて

泣いたり

叫んだり

心臓がばくばくしたり

ハラハラ、ドキドキしたりしながら

気づいたら終着地点が見える。。

 

そしてその

スリルを味わうこと醍醐味!

ということをイメージしますが

 

もしそのジェットコースターが

感情のジェットコースター

だとしたら何をイメージしますか。

 

 

私のイメージでは

 

感情という見えない乗り物に乗った瞬間

 

心身共に揺さぶられて

自分ではコントロールが出来ず

 

まわりの景色に気を配る余裕がないまま

猛スピードで突き進んでいき...

 

涙するのをそのままにして

ベルトにしがみつきながら

息を切らしながら

 

ただ前に前に進み続け...

 

やっと落ち着きを取り戻し始めた頃に

終点にたどり着く...

 

こんなジェットコースターをイメージします。

 

 

 

この「感情の波というスリル」を味わうことは私にとっては覚悟が必要なことです。

 

皆さんは今までにこのような

感情のジェットコースターに「乗ったこと」がありますか?

 

私は「乗ったことがあっただろうか?」

自問自答しました。

 

 

 

しばらくして

思い当たる出来事がふっと頭に浮かんできました。

 

それは「別れ」。

 

 

別れ」というのは、

私の今までの人生に何度も訪れてきた出来事でした。

 

 

たくさんの「別れ」を経験しても、

 

その一つひとつの「別れ」は

決して同じではなく

どんな別れも特別。

 

そう思っています。

 

私の初めての別れ

小学校1年生のときに訪れました。

 

 

それは母方の親戚が亡くなったとき。

 

私にとって

初めての大雪の日

 

初めて飛行機に乗って

初めて電車を乗り継ぎ

 

初めて訪れた場所で

 

生前一度もお会いしたことがなかったその方に

 

初めての別れを告げました。

 

そのときは、

あまり別れの意味が分からず

自分が何を感じていたのか

何が起きたのか

実感がありませんでした。

 

それでも幼い私には

 

みんなが喪服をきてお葬式に参列する姿を見ること、そして「別れ」を告げることは、決して心地良いものではない...と、そのときに感じました。

 

その後も

「別れ」は何度も訪れました。

 

学校を卒業したとき

 

住み慣れた家を離れたとき

 

好きな人とお別れをしたとき

 

旅先で出会った人と別れたとき

 

愛する人を次の世へ見送ったとき

 

さよならを言うとき、

別れを告げるときはいつも決まって

私の感情のジェットコースター

 

びゅんびゅん!

しゅるしゅる!

 

猛スピードで走り出すのです。

 

 

最近私が「乗った」

感情のジェットコースター

 

ある俳優さんの訃報でした。

 

 

(最新情報ではないかもしれませんが)

2019年9月10日に掲載されたAFPBB Newsの記事によると、「40秒に1人が自殺している」そうです。

 

(詳細はこちら↓)

「世界で40秒に1人が自殺」 年間80万人近く WHO報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

© AFPBB News

 

決して人ごとではない、人ごとにできないことですよね...

 

 

 

多方面でご活躍されて、生きるエネルギーを与えてくださっていた俳優さん。

 

その姿に鼓舞されて

私も頑張ろう!やってみよう!挑戦してみよう!」と思うきっかけをいただいてきました。

 

私はその俳優さんに勝手に親近感を感じていました。

 

そして

 

悩んでしまうこと、つまづいてしまうこと、思いとどまってしまうことが出てくる度に

 

何事も逃げ出さずに真正面から向かっていこうとされていたその方の姿が、私にはとても眩しく感じられました。

 

何かを始めるのに決して遅いなんてことはないよ。

恥ずかしいなんて思わないでいいんだよ。試してみなよ。自分の中にある何かが見えて来るよ。

 

と教えてくれた気がしていました。

 

私が自分探しの旅に出始めたとき

何も見えなかった道に足跡を残して

時には背中を押してくれていた気がしていました。

 

 

私の先輩の過労死や友人の自死を知らされたときも突然でしたが

 

あの方も、突然

逝ってしまわれました...

 

このジェットコースターに私は乗りたくなかったのに、気づいたらもう...

 

すでに乗っていました。

 

 

それは

見えないのに

どこからともなくあらわれて

 

とても激しく

時に儚(はかな)く

 

向かい風を受けながら

私の心の真ん中をすり抜けていく

 

不思議なジェットコースター。

 

 

逝ってしまわれた方について憶測で何かを言う代わりに「どうか安らかでありますように...そしてご遺族やご友人の方々が静かに、お別れを偲べるように...」と心から願いながら、その方の作品をもっと大切に味わい、たくさん観て、聴いて、読んで、感じて、「今」を生きていきたいと思います。

 

改めて、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

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さて、

今日は7月の終わり。

 

でも、人生の終わりではなく

いのちの終わりでもなく

 

新しい一歩

 

いのち

 

そして

 

目標への準備の日

 

だと思いながら過ごしています。

 

そして「当たり前の明日」ではなく、

「有り難い明日」を心静かに迎えて、

深く味わいながら過ごしていきたいと思います。



皆さんはどんな気持ちで

「2020年の8月」

を過ごしていきたいですか。

どんな一か月にしたいですか。


心を込めて...

 

たまご

 

f:id:tamago_studio:20200722124717j:image

(↑海ほたるからのいつかの朝焼け)

毎朝目覚めるたびに

この美しい朝焼けを目にして

 

一日一日を

 

深く味わいながら生きていきたい!

 

と強く願っています。

 

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