Tamago Studio Japan

絵本作家/イラストレーター。英語/日本語コーチ。化学物質過敏症のため自分のペースで作品作りをしています。家庭菜園、自然散策、ものづくりが好き。健康、食、教育、文学、詩、語学、家族の日常などの様々なことについて綴りながら、丁寧に生きることを心がけています。

ジェットコースター | Roller-Coasters

 

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(English below)

*この写真のジェットコースターは実際に私が乗ったものです。

*This roller-coasters in the picture WAS THE ONE that I actually road on)

 

皆さんは絶叫マシン/アトラクションは好きですか。

(私は、誘われたら誰かと一緒に乗りますが、一人ではなかなか勇気が出ないです。。)

 

さて、今日はジェットコースターにまつわる経験とその経験を通して感じたことを少しシェアしたいと思います。

 

※日記調で書きます。

敬語ではありませんのでご了承下さい。

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新型コロナウイルスの影響で、行楽地へなかなか行けない...

よくよく考えたらコロナに関係なく、ジェットコースターはここ何年も乗っていない。

 

そんなことを考えていたら


数年前にジェットコースターに乗った時、貴重な経験をしたことを思い出した。

 

今はただただ懐かしい思い出。

 

その日は朝からドキドキしながら遊園地へ向かった。

 

たくさんの乗り物があった。

 

閉館前に乗った、最後のジェットコースターは後ろ向きのままで前(上)に進んでいくという、一風変わったものだった。

 

 

安全確認をしたあと

乗り物が動き出した。

 

動き出した瞬間

 

風がびゅん!

 

あまりのスピードに

 

思わず靴が

 

私の足から

 

靴が...

 

 

脱げてしまった。

 

脱げた瞬間

 

風を全身に受けた気がした。

 

風の中に包まれた気がした。

 

風にのって

 

靴がしゅるしゅる!

 

空に舞い上がる靴を見届けて

 

しばらく呆然とした。

 

 

そして

やっと状況を理解して

 

誰かに靴が当たっていないか

機械の故障や問題になっていないか

このジェットコースターはこのまま動き続けるのだろうか

 

色々な思いが駆け巡った。

 

そして

そんな私の思いとは関係なく

ジェットコースターは走り続けた。

しかも猛スピードで。

 

私の体と心が猛スピードの渦の中に飲み込まれた気がした。

 

そして

なんだか

 

笑いがこみ上げてきた。

 

笑いが止まらなくなった。

 

笑うしかなかった。

 

みんなが

大声で叫びながら

ジェットコースターを楽しんでいるなか

 

私は

大声で笑った。

ひたすら笑い続けた。

 

 

 

靴が...

 

空高く

 

高く

 

飛んで行った。

 

こんなことがあるなんて

おっかしくて笑えた。

 

でも本当は

不安だった。

 

 

乗っている間

靴のことで頭がいっぱいだった。

 

 

その靴は、母からの贈り物だった。

 

とても気に入っていて

思い入れのある靴だった。

 

飛んで

無くなってしまった靴。

 

 

横目で靴が飛ぶ瞬間を一緒に

見届けていた友人は

 

終点にたどり着いたあと

私のことを心配してくれた。

 

 

靴がない。

 

見た目も

心も

 

なんだか調子が悪く感じた。

 

 

すぐに諦めたくなかった私は

友人にお願いをして

閉館まで一緒に待っていてもらった。

 

探し物をするにはまだ十分に明るかった。

 

遊園地の閉館後

ただひたすら座って待つ。

 

 

不思議な心境だった。

 

靴を履くのは当たり前だと思っていた。

物心ついた時から履いてきた「」。

こんなに大きな存在感があったんだなぁ...と改めて実感した。

 

守られているのが当たり前だった私の。心なしか寂し気な

 

の指に力を入れて

親指とほかの指同士でぎゅっと抱き合った

 

心の中で願い続けた。

 

靴が見つかりますように...

 

 

夕暮れの薄明かりと街灯

不安で溢れ出しそうな

ぐっとこらえるようにって...

 

そっと私を励ましているかのようだった。

 

 

今までに靴が空高く飛んで行った人がいただろうか?

 

 

たくさんの思いが

全身を駆け巡った。

 

 

係員の方は乗り物が全て運転を停止した状態になったのを確認し、私の靴を捜索してくれたようだった。

 

見たことのない私の靴を探してくれた。

 

しばらくして

落し物センターへ向かった。

 

受付の人に聞いたら

数秒もたたないうちに

ない」とはっきり即答された。

 

(即答に、思わず苦笑い...)

 


私は、めげずに

もう一度だけ

センター内を探して欲しいと頼んだ。

 

すると、その会話を聞いていた

別の係の人が

すぐに

これですか

と、靴を出してきた。

 

 

「あ、それです!(涙)」

 

 

 

私は

奇跡的に見つかったその靴

 

抱きしめるかのように

 

大切に

大切に受け取った。

 

そして

見つけてもらった靴を

自信満々に履いた。

 

そして心から感謝した。

 

靴がなくなったことで

前にも増して人の優しさを感じた。

 

かなり広い敷地の巨大なジェットコースターのまわりを探し回ってくれた人たちに感謝しかなかった。

 

 

靴が無くなったことに気づいた瞬間

本当に泣きそうになった

けれど

 

たくさんの気づきがあった。

そして感謝することがもっともっとあることを学んだ。

 

これが

私のジェットコースターにまつわる話。

今は笑える思い出ばなし。

 

 

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皆さんは

 

今は笑える思い出ばなし」

になる経験/体験をしたことがありますか?

 

その瞬間、その当時は

とうてい笑えない!

 

と思いますが...

 

滅多にない貴重な体験は、人生に何度か訪れることがあるかもしれないですね...

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

たまご

 

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We have a four-day weekend starting today in Japan 🇯🇵

It might not be the same way to spend the days off as usual under the quarantine period though I hope you have a memorable time with your loved ones 😊

 


It was one of my unforgettable experiences at an amusement park. I got a thrill out of the precious adventure🎢


Long story short, it was about a story when my shoes got blown away by the wind on the roller-coasters 😳

(Eventually, I got them back at the lost-and-found.)

 


This experience made me realize that I had kept staying safe wherever I went throughout my life BECAUSE OF SHOES that I was taking for granted 😯

 


Do you like roller-coasters?

 

Thank you for reading, as always!

Tamago

 

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