Tamago Studio Japan

絵本作家/イラストレーター。英語/日本語コーチ。化学物質過敏症のため自分のペースで作品作りをしています。家庭菜園、自然散策、ものづくりが好き。健康、食、教育、文学、詩、語学、家族の日常などの様々なことについて綴りながら、丁寧に生きることを心がけています。

挑戦し続ける ー南瓜の芽から学んだことー

この秋は挑戦し続ける。

 

具体的に「何に」挑戦をするか

「新年の抱負」や「秋の抱負」のように前もって決めていたわけではないのですが

 

秋空の下で、いつものように植物に水やりをしていたらふと、「何かに挑戦し続ける」ことは喜びと楽しみを生み出すことに気づきました。

 

その気づきをくれたのは南瓜の芽でした。

 

夏の終わりを感じる涼しい風が吹き始めた先月のこと。

 

いつもなら捨てるはずの南瓜の種を土に埋めました。

 

私の心の中でそれは「捨てるはずだった」という気持ちが大きかったので、「収穫」に対してあまり期待を膨らませすぎないようにしていました。

 

しばらくして他の野菜がどんどん大きく育っていくのを楽しみながら、その隣りで何も変化しない土の山を見ながらこう思いました。

 

「この南瓜はもうダメかもしれない。

 

そう。きっとダメなんだ。

 

植えるには遅かったのかもしれない。

 

捨てるはずだったんだ。

 

期待しても仕方ない。」と。

 

またしばらくして、他の野菜がどんどん大きくなっていきました。

 

水やりを終えて戻ろうとしたとき、もう一度振り返ると今度はその隣りの土の山から太くがっしりした芽が出ていることに気がつきました。

 

私はそれを二度見しました。

 

そう、それは南瓜の芽でした。

 

 

植えるのが遅かった南瓜の種。

 

初めて南瓜を育てるのだから、

あまり期待しなかった南瓜の種。

 

でも少なくとも毎日この南瓜の種を植えたところに、水をあげていたことは覚えていました。

 

私は、南瓜よりもずっと先に芽が出ていた、ピーマンやトマトの芽ばかり気にかけて、南瓜のことを心のどこかで蔑ろ(ないがしろ)にしていたことを反省しました。

 

南瓜の芽がなかなか出なかった間、代わりに私は、自分の心の中に無意識のうちに、「否定的な種」を植えていた気がしました。

 

それは南瓜の種よりも強力で、ぐんぐん伸びていきました。雑草にも負けないくらい生命力があって、一度放置したら、なかなか抜けないと思えるほどでした。

 

私は南瓜の種を大切にするために、この「否定的な種」を心の中から抜き取ることにしました。

 

さて、南瓜の種の話に戻ると…

土の中から芽が出てきたときは、それはもう、太くてしっかりとした芽でした。

 

 

今では10センチ以上の南瓜の芽が太陽に向かって手を広げているかのように、ピンと背筋を伸ばして成長しています🌱

 

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「遅いこと=成長していないこと
ではない。

 

決して諦めない。

水をやり続ける。

挑戦し続ける

 

 

物事の見方や捉え方を変えてみると

 

身のまわりの、とても身近な

些細なことの中に

 

喜びと楽しみを生み出すものが溢れている。

 

 

 


力強く土から芽が出て来た南瓜から、見失ないそうになっていた大切な教訓を教わった気がしました。

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます😊

素敵な一日をお過ごしください。

 

たまご

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